I LOVE COCK ROBIN.
お見苦しい点御座いますが、ご容赦ください。
Who loved Cock Robin?の完結までお付き合い下さりありがとうございました。
お疲れさまでした、という言葉をお送りします。自分にも、読者の皆様にも(笑)
ご存知の方も居られると思うのですが、当初この話は、昨年2012年の419話として書き始めたお話なんですよね。
たしか、当時はちょうどサイト閉鎖をしている時期で、ブログにポツポツお話を上げたり上げなかったり……主な活動の(?)場はTwitterという情けないことになっていたのですが、結局、4月中までに書き上がらず、それならばサイト立ち上げの夏までに! と、思ったのに結局夏にも書き上がらず……。
書けば書くほど、納得のいかないものになったり、話が二転三転したりで、もう全部投げ捨ててやろうかと思ったりもしたんですが、費やした時間、文量がそれを許さない(笑)
もっかい頑張ってみよう! となったのが、この3月で、やっぱりまだまだ納得のいかない所があるのですが、納期(笑)までには間に合わせよう! これ以上後ろ倒ししても意味ない! と思ったので、思いきって上げることにしました。
結局、合計95666文字。ワードにざっと入れた結果なので、正確には前後するとは思いますが。ひええ。わりと飽きっぽい私がよく書いたわ。
話の展開的に、不愉快な想いをされた方、いらっしゃると思います。
その方々には、ここでお詫びを申し上げます。
でも書いている私、やっぱり楽しかったです。作者しか楽しくないお話とか、可能性ある(笑)
さてはて、そんなこんなで忘れないうちに言い訳といたしましょうか。
あまり、こういうのは書かない方が良いと、ずっと思っていたのですが、前の作品を見返して、どうしてこんなことを書いたのだろうと作者自身が忘れてしまっていた、という事態に愕然としたことがあったので、ちょっとくわしめに書こうと思います。
まだまだ発展途上の身、本来は作中で表現しなければいけないことをここで書くことを許してください。
こういうのが苦手な方は、読むのを避けてくださるととても嬉しいです。
作品を書いた動機:
既にすっかり、シーク夢じゃないというか、ゼルダ夢になってるんじゃねこれ、みたいなところがありますが。
そもそもの動機としては、ゼルダ様に恋する女の子を書きたかったというのがあります。ゼルダ様に恋したはずが、それは実はゼルダ様に扮したシークだったら……? という。作中にも名残がありますね、というかばっちりありますね。
本当は城内できゃっきゃやってるだけのはずが、どうしてこう物騒な話になったのかは覚えていませんが(笑)
結局、表記はシーク夢となっていますが、まあ、お相手と絡まないとか、妙な甘さはあるのに典型的な恋愛に落ちないというのは、私のお得意ということで、ここはひとつ。(言い訳になってない)
一人称故の縛り:
シーク視点とヒロイン視点で、全く見え方が違うんだよ。ということを書きたくて、あと説明不足を補いたくて途中シーク視点のページを入れましたが、ただの説明と化してしまった感。
一人称っていうのは、語り部と読者の視点を同じにすることで、語り部の感情を吐露しやすい=感情移入させやすいという利点があると思います。特に、無知ヒロインにすれば、ヒロインが何も知らない状態から始まるので、読み手と同じように情報を与えていける。逆にトリップヒロインだったら有知の方が書きやすいのは、書き手読み手共にヒロインと同じように作品の知識があることが前提だからだと思います。
三人称(神の視点)に比べると、テンポも良く書ける。 けれど一人称ってことはなるべくヒロインの考えを元にしなければいけないので、間違った知識とかそういうのもそのまま書かなきゃいけなくて、私はそれにめっぽう弱い。というのを自覚しました。
ミスリードとか、そういうの、私、とても苦手。書けない。
そう悟って、途中からはいつもの様にダラダラ書いていくやり方に戻しました。が、最初の挑戦の痕が残って、文章全体ガッタガタに。その訂正に半年かけたようなものです。
地の文は説明であってはならない。のに、この話では、説明が多いのはとても反省点だと思っています。
一人称に関しては、ヒロイック・ダイアリーで再挑戦できたらいいなと思います。更新不定期ですけど。
ゼルダ様を取り巻く三角関係:
Q. 結局この三人の本当の関係性はなんなの。
A. ゼルダ姫=ハイラル王と正妻の娘、シークとヒロイン=ハイラル王とその姉の娘(という設定)
書いている私も途中、混乱しました。というのも、上記でミスリードに失敗と言ったように、そこから話を二転三転させたせいで、どういう関係性が一番落ち着くのだろうかと思ってしまったからです。
最初に決めていたのは、シークとゼルダは血縁関係(ただし同じ父親母親からの生まれではない=シークがシーカー族とされる理由付けのため)ということだけです。
本来、最初の設定としては、ヒロインはトリップヒロイン(五歳のときにおばあさんに連れられてハイラルに来たという漠然としたもの。マザーグースは子守唄だった)でした。それを撤廃したのは、余計な設定だなーと思ったから。そうすると、聖地に絡めて組んでいた話の流れが混乱してしまう。
そこで新たに追加したのが、ヒロインが王族、シークがヒロインのきょうだい(双子)という設定で、これが一番長く続いてました。ただし、このときは、ヒロインとシークがハイラル王とその姉の娘という設定ではなくって、結構ぐちゃぐちゃに変えられてた。
まあ、その後、二転三転あって、今の設定に落ち着きました。ヒロイン達が、本当にハイラル王の子どもなのか、それはご想像にお任せします。
耳が丸いのはシーカー族(例の薬師)との子どもだから、とか、ゼルダがそう言っていただけで、ヒロイン達の母が嫁いだ先には普通に黒髪の人間もいたーーというのは充分に有り得る話ですしね(ゼルダ様は実際に見に行った訳でもないので)
この作品の設定の中で、神の血を濃くする行為=近親相姦は禁忌とされるということと、その禁忌を冒した結晶である子ども達は、神の声を聞く権利を剥奪された=耳が丸いという解釈。
これらを、どこかで書きたかったのに、作中に埋められなかったことは大変心残りです。
シークとゼルダ様の成り変わりについて:
作中、何度かシークがゼルダの姿になるような描写が出てきたと思います。
この作品の中では、シークはゼルダだったのです。というか、もっと詳しく言うとシークが動かしていたのは本来ゼルダのものだった身体。ゼルダの魂を魔法で眠らせて、シークの魂をゼルダの身体の中に入れて、シークが動かしていました。
変装していたのではなく、完全にシークになっていたので、ガノンドロフはゼルダ姫を見付けられません。まあ、彼はリンクを探すためにシークを利用していた面もあるように思いますし、勘といったものはどうにもならないので、実際の所どうだったのかは、私は知らん(…)
で、途中その変身が解けたのは、魔力が充分に回復をしていなかったから。なぜなら、シークは魔力構造に欠陥があったからです。(次で触れます)
シークとヒロインの魔力構造:
シークの欠陥とは、本来出来るはずの魔力の精製が充分に行われず、魔力回路の中で使い古した魔力のかすが詰まってしまうような状況でした。 ヒロインはその逆に、魔力が溢れてきてしまう。双子故の欠陥と呼ぶべきでしょうか。この二人の魔力構造の欠陥は正反対で、二人が一つになったら、まあちょうどいいよね。てへぺろ☆ だからこの二人は血で魔力を行き来させられるんだよ、このときはこれしか考えていませんでした。
そして僕らはひとつになる:
TOAかよ! みたいな!!!
いまこのサブタイトルみたいなのを書いて思いましたね、ひとつになる。
まあ、そんな意図はありませんでした。無意識に影響されてる可能性はあるけど、私、結局TOA最後までやってないしね……テイルズの戦闘システムが苦手で……。
話がそれた。最後の最後、シークの視点でそんなことを書いていますが、正確にはひとつになってませんね。
単純に、彼女の魔力(血液)を大量に浴びて、偏り(欠陥)が正常に戻っただけです。眼球が溶けたのは 錯 覚 です。でも、実際、正常に戻ったのだから、瞳の色は、青色に戻っててもおかしくないですね。あれは、呪いの色でもなんでもなく、呪われているんじゃなくてただの欠陥故の変異ですからね。
謎のクスリ屋と薬師:
ヒロインの味方がいたほうがいいよな、これ。そういう設定で生まれてきたのがあのクスリ屋のにいちゃんです。よくわからんから、よくわからん口調にした。
半オリキャラですね、名前を出さなかったのは私の意地。オリキャラ使い過ぎだよ、使いやすいからって!というセルフ突っ込みによるもので、最近の連載ではオリキャラ使うのをなるたけ避けるようにしているのです。捏造というか改変してしまったら、あんまりオリキャラと変わらんのにね。
味方なのかなんなのかよくわからないのは、完全に味方でもないからです。心配しているのは確かだし、亡き父親(薬師)の指示で護ってはいるけれど、実の息子の自分を差し置いて、あの身勝手な父親に心配されているのも癪なのです。嫉妬です。一応、父子の関係であったとはいえ、薬師が本当にすきだったのは、彼の母親ではないのですから。ちなみに、このクスリ屋、耳がとんがってるのは彼の母方の血が濃かったからですね。
薬師はといえば、まあ次で語りますように殿下(ヒロインの母)にぞっこんでした。
殿下と薬師:
この辺話し出すと、もうグッチャグチャになるから、もうあんまり話しません。
が、ひとついえるのは、殿下(ヒロインの母)と薬師は昔からの知り合いで、好い仲で、それでいろんな原因があって想いが遂げられなかったってことです。
殿下は本来ゼルダと呼ばれる程に、王家の女系(女神)の力を受け継いでいたので、それを疎んだハイラル王(弟)に暴力や政治を以て追い出されました。はい、まあ、これ以上は言及避けまーす。
聖地とは一体なんだったのか:
聖地とは作中でも述べたように「何処にも無いもので、何処にでもあるもの」だと思ってます。原作でどうなのかはイマイチよくわかってないけれど、信仰に関係するものってだいたいそうじゃないのかなあ。
私の中では、『聖地』が人に認識される形で存在するためには何らかの核が必要で、ヒロインやリンク、シークが出逢ったあの真っ白な空間は、シークを核に作られている聖地たる何かだと思っています。リンクがラウルと出逢ったあの空間は、時の神殿と聖地を結ぶ橋みたいな空間だと勝手に捏造してます。すみません。
この作中での聖地とは、神が人に干渉でき、反対に人が神に干渉することもできる空間ですが、きっとあの空間は聖地でもなんでもなくシークの心の中とも言える存在かも知れませんね。核を壊してあの場を崩壊しなければ、あそこから抜け出せなかったのは、本当はだれかと共にありたいシークの心の現れでしょう。
マザーグースについて:
テンションおかしくなってきた? いやいや、そんなことは無いよ。
まあ、ということで、この項を最後にしようかな。
マザーグース、というか作品タイトルについてちょっとだけ触れようかな。
Who Loved Cock Robin?というのはまあ、お分かりの通り「誰がコマドリ殺したの?」から来てます。Cock Robinというのは、たしか日本語で言うカッコウのことでもあったーーみたいな記述を見付けたことから、カッコウ=親に捨てられた鳥=シークさんのことだ!あ、たぶんヒロインも!みたいな安直な発想でした。
ヒロイン=世界に捨てられた、シーク=王家に捨てられた。みたいな。
そして、loveとkillの置き換えは単純に、愛するということは殺すこと、みたいな思考が私にあるので、置き換えました。愛するというのは、今までの自分、そしてそれを押し付けることで今までの相手を殺してしまう魔法であると思ってます。
だれかを愛した自分は、今までの誰かを愛していなかった自分とは、違う自分なのです。
この作品の中で、いろんな心変わりを通じて、シークとヒロインは沢山お互いや自分を殺してきたんじゃないかなと思ってます。
章タイトルのそれぞれにも意味があったのですが、プロット紛失といういつもの事態によって、意味が今の所あんまり覚えてません。ロンドン橋が人身御供、ジャックとジルは殺し合うきょうだい、old womanはたぶん女王様万歳みたいな意味だったと思ってます。
影響を受けた作品:
ごめん、嘘ついた。最後最後詐欺です。
えっと、このお話を書くにあたりたくさんの作品に影響を受けました。
自覚している範囲内で紹介しておきたいと思います。
・アカイイト(サクセス):
「贄の血」を持つ少女を巡るノベルゲームです。恋愛ではないのですが、百合要素の強い作品です。吸血や魔力といった関係は、完全にこの作品に影響を受けています。絶版で、手に入りにくいですが、中古屋さんとかで見付けたら即購入することをお勧めします。
・西の善き魔女(荻原規子・著):
辺境の地に住む少女。彼女は母の形見を受け取った時、既に王宮の秘密に触れていたのですーー斜め上のシンデレラストーリーです。私の王宮・王室に対するイメージはこの作品から来ています。カッコウの発想もここから。
・白鳥異伝(荻原規子・著):
「空色勾玉」の続編にして、ヤマトタケル伝説を下敷きに繰り広げられるファンタジー。ヒロインの遠子と双子のように育った小倶那の出生が、ヒロインとシークの出生のヒントになってます。少し変えたけど、この作品が無ければ踏み切れなかった。遠子と小倶那の関係は、ヒロインとシークの関係に似てなくもないけれど。
以上、現時点で自覚しているのはこの三作品です。パクリをしたと思っていませんが、もしもなにかあれば連絡下さい。
三作品とも、私が足下にも及ばない程、本当に本当にすてきなお話です。よければこの機会に、手に取ってくださると嬉しいです。(ステマ)
長々とここまでお付き合い下さりありがとうございました。
気が向いたら番外編や修正を加えて行こうと思っています。
次回作はおそらくハリポタですし、今後ゼル伝の長いお話を取り扱うかは怪しいのですが、また何処かでお会い出来ることを楽しみにしています。
それでは、しーゆーあげいん!