あとがき
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
この「ライ麦畑で恋をした」は、初めにも注意書きをしたように、ルーナ中編「月に恋する」のスピンオフとなります。
続編というよりも、スピンオフ。夢要素は少なめで、あのあとの彼ら、をイメージしながら、アーニーに照準を当ててみました。
今回のお相手役、アーニー・マクミランは原作小説での登場回数が比較的多く、また果たしている役割もそれなりのはずなのに、みなさまからなかなか覚えられていないキャラクターの一人です。
ハッフルパフ寮のキャラクターはセドリック以外、みんなそうだと言えばそうなんだけど。
私が記憶している限り、アーニーとハンナはずっと一緒にいます。
それで、私はアーニーがハンナのことを好いているのではないかとずっと思ってきました。
しかし、原作後、ハンナが結婚しているのはネビルです。これは、どういうことか……というところから、今回の小説を書き始めました。
みなさん、ネビハン←アーニーください……! 注)ここは夢小説サイトです
タイトルに関してすこしだけ。あまりこういうの、言い訳するのはよろしくないのかもしれませんが。私にはタイトルセンスが無いので(笑)
「ライ麦畑で恋をした」というのは、ご想像の通り「ライ麦畑でつかまえて(キャッチャー・イン・ザ・ライ)」からとりました。
この作品を読んでいる方は分かると思うんですけど、『ライ麦畑』というのは、イノセントの象徴、無垢の証みたいな意味で取り上げられています。
そこで遊ぶ穢れの知らない子ども達を守って上げたい、そこからはみ出す子ども達をつかまえて元に戻してあげる人(キャッチャー・イン・ザ・ライ)になりたい、というのが主人公ホールデン少年の夢なんですね。
実際、そんなユートピアはないというのに。(そもそも、ユートピア自体がトマス・モア氏の造語で、存在しない理想郷を指すのですが)
そんな無垢な理想郷が何を指すのか、過去形なのは何故なのか、考えてくれるとうれしかったりします。
あとがきまで長々と、お付き合いいただきありがとうございました。
完全に自己満足小説とはいえ、楽しんでくれる人がひとりでもいてくれたなら、これ以上のことはありません。
それでは、これからも夢読みタイムをお楽しみ下さい。
2012. 08/04. バイト前の慌ただしい時間。程よく冷房の効いた自室にて。