あとがき
後書きを書くのが年々苦手になってきています。
ひとまずは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
楽しんでいただけたでしょうか。
初めは、ルーナといちゃいちゃしたい、ハッフルパフ生とわいわいしたい、というところから始まった月恋シリーズ。もう、3作目が完結してしまいました。
スピンオフという位置付けは、非常に曖昧な物で、(アーニーの『ライ麦』の方でもそうでしたが)月恋主が平気な顔して存在しているにもかかわらず、本人はほとんど出てこないという、不思議なことになってるなあ。って思います。
私の中での『月恋』の世界観が作品を重ねるごとに、話数を追うごとに構築されていって、原作とは違う『月恋』の世界が出来上がって行くように思います。
こういうもの、苦手な方も当然いると思います。それでも、私は私のために書き続けるし、その上、他の方に読んでもらって、それで共感もしくは賛同していただけるというのはすごく嬉しいことだなって思っています。
ザカリアスくんについてもちょっと触れてみようと思います。
私が一番書きたかったのはお分かりかもしれませんが5話の「逃げる一年生のところにいるザカリアス」です。
原作で、弱虫だから一年生を押しのけて逃げたという描写がありました。それは真実かもしれません。でも、ハリーの偏った色眼鏡を通さずに見たら、もっと他の捉え方があるかもしれない、と思ってこの話が出来上がりました。原作は第一だけど、ハリーは気に入らない人間に対して、とことん無神経みたいなところがありますし。(笑)
それから料理人というのは、完全にスピンオフのアーニー編『ライ麦』からの流れを汲んでます。元々、ザカリアスは魔法があまり得意そうでは無かったので、バリバリ魔法!みたいな職には就かないだろうなあ、って思ったのがキッカケ。
あと、魔法省って柄でもないし、なんか気難しくてこだわり深そうだから手に職付けそうだなあって。
ハッフルパフのレシピ云々は、とある方が「ザカリアス・スミスとヘブジバ・スミスってファミリーネーム被ってるけど関係あったら面白い」と仰ったときに、なんか無性に感動したので勝手に取り入れてみました。ここで謝ります、すみませんでした。
ザカリアス年下説(原作では年齢がハッキリ示されていないので)も面白いなあって思うので、もしかしたら短編で書くかもしれません。その時、ここのキャラと全く違ったら笑ってやってくださいな。
ヒロインについて……は、わりと言うことないんですけれども、非常に書きにくいキャラクターでした(笑)
ハッキリざくざくしたタイプの子の方が書きやすいし、動きも出るのですきなんですが、今回年下ということもあって、こんなキャラクターにしてみました。後半、成長して、ちょっとは思ったことも言える素直なキャラクターになってきたので書きやすくはなった、とは思いましたが。
幼い女の子からの成長ってすごくすきですけど、書くのは難しいなあ。
ザカリアス=こわい、と対比させるためにザカリアスの姉レベッカ(ベッキー)を捏造し登場させましたが、彼女について深く掘り下げられなかったのは心残りです。私のオリキャラは中途半端な登場が多い。これはウィークポイントなので、改善出来るように努力していきたいな。
ちなみに当初の予定ではベッキーはバイセクシャルで、友人マルクスの姉と付き合っている予定でした。書いたらこじれていたと思うので、余計なことを書かないで良かったと思いました。
最後に名前だけ登場したハインツは、名前の響きがすごくすきで適当に付けたのですけど、名前がすきなのでまたどこかで使えたら良いな(笑)
思ったよりも長くなってしまいましたが、この辺にしときましょう。
最後にもう一度だけ。ここまで、お付き合い下さり、ありがとうございました。
次は月恋シリーズの正式続編『歩く蜉蝣』で、お会いしましょう。
2013.3.14.静まり返る明け方の自室にて。