『ところで、今年も相澤さんは、お正月に実習ですか?』
『いえ、僕は今年は実家です。四回生は、だいたい就職先でお正月を迎えるんだよ』
『家業を継ぐのも就職ですもんね。でも、その分ちょっと気楽じゃないですか』
『実家の方がこき使われるよヽ(;▽;)ノ さんは今年もまたあそこでアルバイト?』
『そうしようかなって思ってます。やっぱり慣れてるし』
『そっか』
『そういえば、相澤さんのところってアルバイト募集はしてるんですか』
『あそこまで大々的に募集はしないよ。だいたいは知り合い伝いとかかな』
『へえ。じゃあ、私が申し込むのは無理そうですね(笑)』
『えっ』
『言ってみただけです。本気にしないでください』
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『お母さんに聞いてみたけど、良いって言ってたよ!』
『え、でもご迷惑じゃ……』
『バイト代はあんまり出せないけど、お手伝いしてくれる人なら歓迎だよ』
『それなら、お世話になろうかなあ』
『あー、でも、さんって結構遠いところから通ってたっけ。京阪、もっと長いこと乗ってたよね』
『あ、引っ越したんです私。叔父の家に下宿してたんですけど、ちょっとやっぱり気まずくて。今は京都駅の近くに住んでるので……』
『んー、一時間くらいか。遠くない?』
『でも、前の家からいつものところまでもそれくらいでしたし、大丈夫ですよ。それに、大晦日→元旦は徹夜ですよね?』
『うちは巫女さんの徹夜勤務ないよヽ(*´∀`*)ノシ 僕達はあるんだけどヽ(;▽;)ノ』
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『昨日は寝てしまって……すみません。相澤さんは徹夜勤務あるんですね。お疲れさまです(´o`*)』
『お母さんが厳しくて……(汗)』
『結局、お正月にお世話になっちゃっても大丈夫です?』
『あ、うん。説明しなきゃだから12月に入ったら、一度うちに来てもらうことになると思う』
『はい。わかりました。書類とかもその時でいいですか?』
『うん。必要書類はまた郵送するね』
『はい、よろしくお願いします』
恭太郎くんは大学四回生、ヒロインは三回生の時のこと。メールでのやりとり。
20140206 執筆